Prusa MINIのホットエンド変更(Red Lizerd K1)

3Dプリンター
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こんにちは、ふうです。
今回はPrusa MINI+にRed Lizerd K1を装着してみました。
プリントパーツも2点ほど変更しなければいけないし、何よりプリント設定がかなり変更になってしまうので結論から言うとお勧めしません。
ただまぁやってみたかったのでやってみたってだけなのですが、メリットとデメリットを記録しておきたいと思います。

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Red Lizerd K1

まず、本来これはダイレクトドライブ用のホットエンドです、ボーデンのままでは向かないことは承知の上での改造です、これを取り付けたい場合はダイレクト化も検討した方がいいのですが、片持ちでしかもロッドで支えているだけのPrusa MINIではダイレクト化するのはどうなの?と思っているのでボーデンのままやってみました。

多分オリジナルはDragon Hotend でこれの安価なパクリ版だと思います。

特徴としてはヒートブロックがV6ホットエンドと比べて大きい(熱を保ちやすいので高速化が可能)、ヒートシンク部も大きい(ヒートブレイク自体の形状もそうだし、別にもついている)、ヒートブロックとヒートシンクがネジで止まっているためノズル交換時にレンチなどでヒートブロックを抑える必要がない
中でもノズル交換でレンチが不要と言う点にひかれて交換してみました。

メリット

何よりノズル交換時にヒートブロックを抑える必要がないと言うこと。
ただし、片持ちのアームが捩れるので手でホットホットエンドを抑える方が良い。

見た目、ノーマルのものより好みである。
イカツイの良いよね。

ボルケーノほどではないがヒートブロックが大きい事によるフィラメント流量のアップ、ヒートシンクの小型軽量化。
でもまぁPrusa MINIなんで高速化はそんなに求めてないかなぁ。

デメリット

ヒートブロックが大きく、ファンの設計変更が必要。
そのままでは風がヒートブロックに当たって、ヒートブロックの温度が下がる、つまりところに当たっていない。(設計変更で対応)

ホットエンドが大きい、ヒートブレイクがオールメタルのため、全てにおいてリトラクション距離の変更や印刷設定の変更が必要。
温まりやすいので速度をある程度速くしたり、温度を下げ目にするなど対応しないとものによっては詰まる。全てのプリント設定を見直す必要あり、つまり面倒

組み立て

付属品はこんな感じです。
そのままだと、V6みたいに上部のくびれで挟み込んで保持する形になっていますが、レンチを使わずにノズル交換がしたいのでさらにバラします。
ヒートシンクは上部にねじ穴が4つ開いているのでネジでマウントに固定しています。

Dragon Hotend用のプリントパーツがPrintablesにありましたが、微妙にM8のネジが斜めに入ったので設計変更してプリントしました。
ついでにロゴをRED LIZERDに変更してみました、ダウンロードはこちらから
ヒートシンク周りはかなり熱くなるし、剛性が必要なのでIEMAI のABS-CFを使用しました、PETGは非推奨のはずです。
※IEMAI はどうもAmazonでブランドの乗っ取り被害にあったようでブランド名が iSANGHU に変わりました。

ホットエンドはこのように下から2本のネジで固定します、このネジがあるからノズル交換時にヒートブロックが回らずそのままノズル交換できるのですが、細いネジ2本のため少し心配ですね。

オリジナル?であるDragon Hotendはネジは同じく2本ですが、回り止めの補強用に4本の棒を挟み込むようになっています。(これが無い安いモデルもあるようなので注意)
買うならDragon Hotendを勧めますがDragonはAmazonには売って無いようです。

リトラクションは大体1.5mmまでに変更しました。
元のまま3mmとかにすると容赦なく詰まります、それと付属のノズルはかなり悪いので使わない方が良いです、Youtubeショートでkaikaノズルと比較した動画を上げましたがこの時に使用したのがRed Lizerd K1付属のノズルです。

この動画の時はつけ忘れていますが、ヒートブロックが大きいためソックは必須です。
風の影響をモロに受けて温度が安定しません。

終わりに

やっぱりノズル交換はめちゃくちゃ楽です。
ただし、設定変更は変更箇所は多いです、リトラクションだけならまだマシですが、熱量が多くなっているので高温でプリントするものは要確認かなぁ。

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