Nikon MC-12BをFUJIFILM X-S10用に改造

3Dプリンター

こんにちはふうです。
今回はジャンクで購入したNikonのレリーズ MC-12BをFUJIFILM X-S10で使えるようにしてみました。
色々想定外のことが起こりましたが、なんとか動くものができました。

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レリーズ探し

先日登山に三脚持って行ったのですが、手振れ防止に2秒のセルフタイマーで撮影するのって面倒だなって思ってしまいました。
最初はね、レリーズわざわざ買うのもな、2秒タイマーあるしなって思ってました。

三脚出してセルフタイマーで撮影、ちょこっと移動するときにクセで電源切ったらセルフタイマー解除、とはいえ電源オフで解除してくれなかったらそれはそれでめんどくさいな、じゃあやっぱりレリーズかなと。

X-S10のレリーズ端子はマイク端子と共有しているので3.5mmのステレオピンジャックです。
これなら適当なのを買って端子だけ付け替えたら動くだろうと思い、安価で使いやすそうなレリーズをで探してみた所、Nikonのレリーズが本体は小さくて持ちやすく、レリーズボタンは大きくて使いやすそうだなと思いフリマサイトで見つけたジャンクNikon MC-12Bを購入してみました。

注 X-S10用のレリーズ端子は3.5mmでFUJIFILMの純正レリーズは2.5mmの物しかなく、市販の変換アダプターを購入して使えってことみたいです。

握りやすくボタンが押しやすそうなMC-12B

第1の誤算 MC-12B

購入時に端子の形を見ると穴が二つしか見当たらなかったので、2芯?いやまさかな、、、と一瞬思ったのですが、まぁ何とかなるだろうとジャンク価格に釣られて購入してみてバラした所、本当に2芯でした。マジですか、、、
ステレオプラグにしたいので3芯が良かったのですが、最近の10芯の物とかよりはわかりやすかったかもですね。

MC-12B 端子
黒くてわかりにくいですが、丸い穴が二つ
通常アースがつながる場所に謎のパーツが…

なんだか想像とは全く違ったことになっていて、このまま捨てて探し直そうかと思いましたが全部外して真ん中にアースを繋げば何とかなるだろうと思いX-S10用レリーズ制作開始です。
ステレオピンプラグで動くレリーズはアースにLかRの線を接触させるだけの話なので、要らないものを省いて現状を単純化するだけです。

分解したところ。
ちなみに青い線がピント合わせで、白い線がシャッターです。

やっぱり高いだけあってちゃんとした作りですね、1,000円前後の格安レリーズとは違います。

第2の誤算 Seria ステレオピンプラグ

とりあえず制作は決まったので代用のステレオピンプラグ探しです。
本来なら先っぽの端子ぶった切ってステレオピンプラグに付け替えれば終わるんですけどね。

Seriaで適当な物は無いかと探して見たら、布ケーブルのAUXケーブルが売っていたので即購入です。
ステレオピンプラグとAUXケーブルの違いはよく分かっていませんが、抵抗が入っているとか無いとか…

クセのつきにくい布ケーブルで良い感じ

買ってきて試しにX-S10に挿して反対側のピンプラグの先端とアース部をテスターで繋ぐとシャッターが切れました。
これで繋ぎ変えれば上手くレリーズが動くはず!と思ったのも束の間。

バラしたら銅線に被覆が無かった

意気込んで切断して見ましたがまさかの銅線に被覆が無かったんです、3本のヨリ線が接触して収納されています。
当然この状態で状態でヨリ線をショート(元々接触してる)させてもシャッターは切れず、意味がわからなくて使うのやめました。

準備その1 ステレオピンプラグ購入

Seriaは諦めて日本橋のシリコンハウスさんでステレオピンプラグと はんだの吸い取り線を買ってきました、どちらも2〜300円程度でした。

写真は2.5mm 1.8m ステレオピンプラグ

写真撮るの忘れたので違うものですが、こんな感じでケーブルとピンプラグはすでに付いているものを買いました。3.5mm 1.8m ピンプラグはL字のものです。

はんだ吸取線 基盤に付いているはんだを吸い取るための銅の網線です。

準備その2 3Dプリンターで抜け防止パーツ

ケーブルを交換した時問題になるのはレリーズの付け根からケーブルが出ている部分です。
元々のものには抜け防止パーツが付いているのですが、再利用はできないので3Dプリンターで作成してみました。

Fusion 360でパーツを作成

元のパーツをノギスで測って分からないところは何となくで作成、ケーブル自体は3mmですが、3mmの穴に3mmのケーブルは通らないので適当に3.3mm 3.5mm 3.7mmの穴のものをプリントしました。

穴径別に3つプリント TPUフィラメント使用

試しに通したところ3.5mmの物がキツすぎず緩すぎずちょうど良い具合にハマりました。
TPUフィラメントは硬いゴムのような素材で伸び縮みはしないですが、弾力があります。
3Dプリンターがない場合はホットボンドで固定とかですかね。

こちらも問題なくハマりました。

改造その1 はんだ除去

作業しやすいように不要な線をカットして基盤をバラします。

吸い取り線で不要なはんだを吸い取ってバラします。
スイッチ以外外せました

改造その2 はんだ付け

1.8mという長すぎるケーブルを90cm程度の長さにカットして、3Dプリンターで作った抜け防止パーツをケーブルに通します。

抜け防止パーツ装着
剥き出しのアースが心配だったので熱収縮チューブでカバー
赤線をピント、白線をシャッター、アースを真ん中にはんだ付け 汚いですがご容赦ください

仕組み的には半押しすると、赤い線とアースの間のスイッチが押されてショート(接触)してピント合わせの動作にはいります。
全押しすると白い線とアースの間のスイッチが押されてショート(接触)してシャッターが切れます。
なのでスイッチを介さなくても線同士を接触させるとピントが動いたりシャッターが切れたりします。

組み立て 完成

ここまで来ると動作確認して、いよいよ組み立てです。

組み立ての様子 スイッチをビスで固定し所定の位置にはめ込み、板バネは棒の左側にセット

バネをうまくはめ込むのが手間ですが、作りはシンプルなのでそんなに迷わないはず。
右上の板ばねはバルブ撮影用のロックです。
通常時はレリーズ裏のロックスイッチで左に寄せられています。
ですので上の写真はロック状態ですね、この状態で裏蓋のロックスイッチもロック状態にして蓋を閉じると良いようです。

ばっちりハマりました。抜け防止パーツは念の為ケーブルと接着しています。
完成

一時はどうなることかと思いましたが無事完成です。
ここで3Dプリンターが活躍するとは思っていませんでしたが、持っててよかったです。
これを見て真似する気になった人がいるかはわかりませんが、できるだけ3芯のレリーズを見つけて作るのをお勧めします。
まぁもしこのレリーズが使いたくて購入しても何とかなるよって事で。

今回使用した3Dプリンター Qidi X-pro
TPUフィラメントは柔らかいのでダイレクトドライブ式がお勧めです。

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