やっと動き出したCoreXY方式の3Dプリンター SnakeOil-XYですが、エアーフィルターを追加しました。
といっても元から用意されているエアーフィルターのデータをちょこっと弄っただけです。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_0-1024x817.jpg)
このデータはすでに改変後なのですが、元データからわかることは4010の四角いブロワーを使う事、吸気時に80mm×40mm×15mmのhepaフィルターを使うらしいこと、排気時にも別のフィルターを使う事です。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_1-1024x768.jpg)
こちらが4010のブロワーファンです、5015のブロワーファンより耐久性は劣るそうなので場合によったらNeverMoreを使う方が良いかもです。
最初NeverMoreをSnakeOil-XYに使おうと思ったんですが、12Vのファンに24Vを流してしまい壊れてしまいました、、、。現在は復旧済みですが気を付けましょう。
ちなみにファンのおすすめはSUNONかGDSTIMEです。
Amazonではあまり売っていないのでAliexpressで購入しました。特にSUNONのファンは偽物が多いらしくAliexpressのMellowストアで購入しました。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/03/airfilter17-1024x684.jpg)
ファンのピン数
このファンは2ピン(線が2本)ですが、Prusaのファンなどは3ピンです。
ファンの回転数は高速で電源を入り切りすることで制御しているので通常は2ピンあれば大丈夫です。
3ピン目にはファンが実際にどんな速度で回っているかの返り値が含まれます、回転数を制御しているつもりでも実際には断線していたりでそもそも動かないこともあり得るので3ピンの方が正確安心ではあります。
ただし3ピンのファンはそもそも数少ないのでSnakeOil-XYやVoronなど自作機用のボードには通常2ピンが使われています。
フィルター
hepaフィルターはサイズから何となく検索できたのですが、下のフィルターはわからなかったので引き出しを適当に作成してNeverMoreで使用した活性炭を使う事にしました。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_2-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_3-1024x768.jpg)
左のケースはもとの物より少し活性炭をいれる部分を縦に長くしていて、右が活性炭をいれるケースです。
開口部は本体に装着すると蓋されるのでそのままでも活性炭がこぼれることはありませんし、サポート無しでプリントできるように調整しました。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_4-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_5-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_7-1024x768.jpg)
hepaフィルターはロボロックという中国のロボット掃除機用のhepaフィルターの様です。
「ロボロック V5」とかで検索すると千円くらいで色々出てきます。
この活性炭は細かいのでぽろぽろこぼれやすいのですが、今回の様に小さな容器に入れるときは細かくて良かったと思います。アズワンのガス浄化用 4×8メッシュです。
組付け
4010ファンを2台並べて設置します
ケーブルにはコネクタが付いていましたが切り落として左上の穴から外へ出します。
ネジはM2 10mmが有ったので適当にペンチでカットして装着時に裏からはみ出ないようにします。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_6-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_8-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_10-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_9-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_11-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_12-1024x768.jpg)
hepaフィルターをはめ込むときに押し込み過ぎるとファンの羽根に干渉してファンが回らなくなるので注意です。
配線
今回はスプライスコネクタという3本の配線を剥かずに圧着できるコネクタを使ってみました。
中にジェルが入っていて防湿のコネクタです、使い方は被覆を剥かず電線を奥まで差し込んでペンチなどで丸い部分をガシャっと押しつぶすだけでとても簡単ですが、外せるのかな?コレ、、、。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_13-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_14-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_15-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_16-1024x768.jpg)
![](https://www.fuublog.net/wp-content/uploads/2024/02/airfilter_17-1024x768.jpg)
接続出来たら適当に空いているFAN用のポートに繋いでください。
BTT Octopus Proのファン用の端子はXHの2ピンです。
下記のコードがprinter.cfg内でコンフィグはそのままで多分(うちはコメントアウトしてました)大丈夫です。
SnakeOil-XYのコンフィグファイルはこちら。
# filter fan --> FAN3
[fan_generic filter_fan]
kick_start_time: 0.5 //初動時この秒数だけ100%で回転させる
pin: PD13
SnakeoOil-XYのmacro.cfg内(Voronや他は知らない)にはプリントスタート時にはフィルターファンを0.5(半分)で始動し、プリント完了時に1.0(フルスピード)で動かし、ディレイで指定したPSU電源のOFF時にファンがオフ(プリントキャンセル時にもオフ)になるように設定されています。
kick_start_timeは初動時の指定の秒数だけフルパワーで動かす設定です、これが無いと初動のためのパワーが得られず回転しないことがあります。
「firter_fan」でmacro.cfg内を検索してみてください。
![](https://www.fuublog.net/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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