こんにちは、ふうです。
今回はブラックフライデーのセールで少し安くなっていたPolymakerのPolymac PCを買ってみました。
PCという事でポリカーボネイトです、硬くて100℃の熱も耐えられるらしいフィラメントです。
eSunのePA-CFも良いんですがどうしても湿気を含んだ時の柔らかさが気になってしまって試してみました。
薄い物をプリントしたらわかるんですが、ePA-CFの柔らかさは何というかちょっと湿気った段ボール的な柔らかさがあります。
購入したことをツイートするとかなり詳しく情報を頂けました。
しまいには購入先のサンステラさんからもリプライ頂いて不安のどん底に、、、。
とにかく反るし割れる、ケープ+エンクロージャー+ドラフトシールドで反り防止にクリップも使った方が良いとの事でした。
という事で購入してみたフィラメントですが、箱を開けると密封されたビニールではなく、しっかりとアルミの袋に入ってました。写真は撮り忘れました。

Temp Tower
確認用のTemp Towerですが、今回は260,265,270,275,280℃で確認しました、ABS用の物を流用したので表記とはズレています。上部は不要なのでPrusaSlicerでカットしました。
エンクロージャーありでファンはOFF、ベッドは100℃です。
PrusaSlicerにPolymax PCのプリセットがあったのでそれと、0.2mm Quality設定です。
見た目は艶っぽくてぺったりした感じ、PETGっぽいです。


ブリッジ部が見事に垂れました。
エンクロージャー有りだからでしょうか?次はファンを20%でブリッジのプリント速度も20mm/sにして再度試します。


まだちょっと垂れますね、とりあえず温度は275℃にします。
一回目のテストの写真右上が割れているのは強度を確認したくて捻ってみました。
そこそこ簡単に割れたので高めの方がよさそうです。
サポートテスト
先ほどのテストをもとにHanaさんのサポートテストを行いました。
275℃、FAN20%
1列目 右からトップコンタクトZ距離 0.2mm 0.15mm 0.10mm
2列目 1列目に加え コンタクトレイヤーのピッチ 0.10mm
3列目 1列目に加え コンタクトレイヤーのピッチ 0.15mm











どれもダメですね、ニッパーで除去中にサポートがうまく離れず下手すればボトムレイヤーが剥がれました(3番)。
ファンを強くして再テスト時間がかかるので少し沈めました。
1列目はファン30%、2列目はファン40%です。
すべてコンタクトレイヤーのピッチを0にして、トップインターフェースレイヤーは3にしました。
ブリッジを垂れさせないためにはしっかりとしたサポートの上部を作る必要があるためです。
久々にデフォルトの0.2mm Qualityを使ったため初回はすっかり忘れていました。






5 ファン40%のトップコンタクト距離0.15mmがかなりきれいだと思います。
冷却による強度低下などを考えるとファン30%でも良いかもしれません、今回はドラフトシールドなしてプリントしてしまったためドラフトシールドを使う場合は40%以上が良いかもですね。
※ドラフトシールドをつけてプリントしましたが、その場合80%位まで上げてやる必要がありました。
ちなみに今回スムースPEIにスティックのりを使いました、裏面が汚いのはそのためです(初回はテクスチャーシートにケープ)。
サンステラさん情報では「ポリカーボネートは難しいですね… S1 Proでエンクロージャーつけてもなかなか難しいなと…」と言われたのでビビりまくってましたが小物は普通に出ました。
現在大物チャレンジ中ですので大物が無事に出力出来ればPrusa MINI+ エンクロージャーはEnder 3 S1 Pro より優秀という事でOK?
※2023/05/01 追記
PrusaSlicer 2.6α6にて下記設定で落ち着きそうです。



プリント
さんざんいろんな方々にアドバイスいただきましたが大物(直径14cm)も無事プリントできました。
反りもなく広範囲のサポートもキレイに剥がれてなかなか良い感じでプリントできたと思います。
サンスターストロボ(SUNSTAR STROBO)用のアダプターです。
純正の物は直径が139mmの物しかないのでそれより少し大きい他社(Godox等)のバンクが使えないので作ってみました。
Polymax PCは110℃の高温にも耐えると有りますが、やっぱりストロボを2400wとかで発光させると内側がちょっと溶けるのと、固定が緩すぎると(純正品はアルミなので当然緩めでも問題なし)変形しやすいので装着には少し工夫が必要ですが、気を付ければ特に問題なく使えそうです。
溶けた写真はまた今度追加します。







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