Prusa MINIのベッドシート スムースPEIシートとテクスチャーPEIパウダーコートシートの違い

3Dプリンター

こんにちはふうです。
Prusa MINIを購入する場合、現状日本のamazonでは購入できないのでチェコのPrusaから直接個人輸入することになります。
個別に頼むと送料もかかるのでその時一緒に買っておいた方が良いものの一つとしてベッドシートがあります。
始めて購入する場合は何が違ってどう使い分けるのかがわからないと思いますので簡単に説明をしておこうとおもいます。

上に乗っているのが標準でついてくるスムースPEIシート、下はテクスチャーPEIパウダーコートシート

購入していないですがこれ以外にもDouble-sided Powder-coated Satin Spring Steel Sheetもあります。パウダーコートサテンシートですね、ややこしい。
下記の表を見ると何にでも使えるっぽいですね、基本的にだめってなってるのはベッドとフィラメントの食いつきが良すぎて剥がす時にコーティングが剥がれることが多いんですが、何でもOKって事は逆に食いつきが悪いんだろうか??
https://help.prusa3d.com/en/materials

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スムースPEIシート

正式名はMINI Spring Steel Sheet With Smooth Double-sided PEIです。
これはPrusa MINI購入すると1枚入っています。
表面はつるっとしていますがオブジェクトの食いつきも良く一番使いやすいシートです。
バネ鋼板で出来ていて、取り外した後曲げることで簡単にプリントオブジェクトを取り外すことが出来ます。

PETGやTPUはシートへの喰いつきが良すぎるため使うときはシワなしピットを塗るかテクスチャーパウダーシートを使うことをお勧めします
PLAやABSはそのままでも大丈夫ですが定着が悪い場合はコチラもシワなしピットを塗ると定着が良くなります。

プリント完了後にオブジェクトを外すときはスムースPEIシートの方を曲げてやればバリっと剥がれます。

つるっとしてます。

テクスチャーPEIパウダーコートシート

正式名はMINI Double-sided Textured PEI Powder-coated Spring Steel Sheetです、長い。
こちらはTextured とあるように表面がでこぼこしていてその上にパウダーコートがしてあります。
表面の凸凹がプリントオブジェクトの底面に転写されPrusa MINIの3Dプリントパーツに入っている凸凹の模様はこのテクスチャーシートの模様です。

PETGやTPUに最適ですが、スムースシートより定着が少し悪く、定着材としてケープを吹ってやると喰いつきが良くなります。
シワなしピットは凸凹を埋めてしまうので塗りにくいですが、ケープはまんべんなく薄く吹き付けられるのでいいですね。

熱い時はオブジェクトは剥がれませんが、温度が下がると嘘みたいにポロっと剥がれます。

表面凸凹です。

シートの差

シートの表面がつるっとしているか凸凹しているかが一番の違いです。
その差で何が起こるかというと、プリントオブジェクトとの密着感です、スムースシートは喰いつきが良いのですがフィラメントによっては喰いつきすぎて剥がすのが大変なことがあります。
シートにはPEIコートがされているのですが、同じ場所でプリントしすぎたりしっかり喰いつき過ぎたオブジェクトを無理やり剥がしたりしたときに一緒に剥がれてしまうことがあるそうです。

シワなしピットやケープを使用すると表面にできる細かな凸凹が定着材として役に立つと同時に定着が強すぎる場合の剥離剤として機能します
シワなしピットを使うとノリがオブジェクトの底面につきますが、お湯で洗えば簡単に落とせます。

PLAやABSはスムースシートPETGやTPUなどはテクスチャーシートが使いやすいです。
厚みはテクスチャーシートの方が約0.3mm薄い。

シートの切り替え

シートを交換するたびにファーストレイヤーキャリブレーションをいちいちしていたら面倒でシート交換しなくなります。とはいえ0.3mm差があるのも事実です。
出はどうやって対応するかというと、Prusa MINIのメニューで「Settings」-「HW Setup」-「Sheet profiles」に移動するとシートのプロファイルを選択できます。

シートは複数登録できます。

この時に選ぶ名前は単なる名札以上の意味は無いです、つまりはここで「smooth1」を選んだ時にはスムースシートを置いてファーストレイヤーキャリブレーションをして、例えば数値が-0.80mmだったとする。
次にシートをテクスチャーシートに交換し、メニューから同じように「textured1」を選び直しファーストレイヤーキャリブレーションをしまて、例えば数値が-1.10mmだったとする。

この状態で「Settings」を選ぶと上から2番目に「textured1」が表示されています。
ココを選んでボタンを押すと「smooth1」に切り替わり自動的にノズルの高さが-0.80mmにセットされます。

このように簡単に高さを覚えさせて切り替えることが出来るようになります。
メンテナンスでノズルの高さが変わったり、ノズルの高さを検知するPINDAセンサーの高さを修正した時には設定しているすべてのシート分ファーストレイヤーキャリブレーションをやり直す必要があります。
各シートを「Settings」で選んだ状態でファーストレイヤーキャリブレーションをし直すと自動的に値は上書きされます。
つまり間違えて「textured1」に本来「smooth1」に使うべき数値を入れることは可能なのでシートを変えたら必ず「Settings」からシートを選択し直すように気を付けましょう。
慣れるまではややこしいですが、慣れると非常に便利です。
この設定に気づくまでは毎回ファーストレイヤーキャリブレーションをやり直していたので大変面倒でした。

シートのお手入れ

シートが汚れてくると定着が悪くなります、悪くなる理由はいっぱいあると思いますがシートの表面を触ったときに手の油分が付いたり、ほこりが付いたり前に使ったシワなしピットが中途半端に残っていたり、、、。

そんな時はキレイに洗ってあげるのが一番です、お湯と台所用の中性洗剤で油分やノリは取れます、簡単に油分を落としたい場合はアルコールもいいですが、アセトンは厳禁です。せっかくのコーティングが剥がれるらしいので絶対にやめましょう。

購入方法

オリジナルはPrusaで直接買うしか入手方法は無いので入手性は悪いです、本体を購入するときか、ほかの保守部品を購入するときにまとめて買った方が良いですね。
(FACTORY SECOND)と書かれた商品はいわゆるアウトレット商品です。
Aliexpress等でクローン品を入手することはできますが品質は店によると思います。

そのほか気になるベッドシート

先日TwitterでHiNATAさんが紹介されていた村上電業さんのエポキシガラスシート

ただしこちらはPrusaのようなメッシュベッドレベリングが搭載されている機種とは相性が悪いです。メッシュベッドレベリングというか、オートレベリング系のセンサーは磁石を使用しているようで、スチールシートでないとセンサーが反応しません。反応しないとノズルがベッドにめり込んで行くので基本的には使っちゃダメですね。3mmのエポキシガラスとかだとかなり平坦だとは思うので良いかなと思ったんですがprusaでは使えなさそう(使えたとしても不便)です。

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