こんにちは。
ふうです。今回は新しく発売された3Dプリンター用ノズルの紹介です。
Prusa mini用のノズルはE3D V6というタイプらしく、今回購入したのはテクダイヤさんの3Dプリンター用ノズル kaika604です。
kaikaのノズルは現在下記の3種類出ています。
- ・kaika6シリーズ E3D V6対応
- ・kaika7シリーズ MK8(Zortrax)対応
- ・kaika8シリーズ MK8対応
- (MK10用 ノズルは準備中 QidiのX-proなんかはMK10のようです)
それぞれ現状では0.1mmの極細と 0.4mm標準のノズルがあり
kaika6シリーズの0.1mmは【kaika601】
kaika6シリーズの0.4mmは【kaika604】
といった名称になっているので分かりやすいです。
以前からTwitterでテクダイヤさんの名前とノズルチャレンジというタグがあったのは知っていたのですが、テクダイヤさんは本来b to bのメーカーであり、国産のこだわりまくったノズルという事で1万円以上するんだろうなぁ、流石に縁がないな、と思っていましたが、1月上旬のテクダイヤさんの発表を見ると、送料税込で0.4mmノズルで4,000円 0.1mmノズルで6,000円でした。
確かに1本数百円の一般的なノズルと比べると高いですが、ムチャクチャ高くて手が出せないわけでもない値段だったのでとりあえず試しにParusa miniに合うkaika604を購入してみました。
販売開始が1月12日で到着は15日の金曜日、その週末は触れませんでしたが、ようやく試すことができました。
Prusa miniのノズル交換はホットエンドをモンキーレンチで挟んで固定して、ノズルを7mmのボックスレンチで回します。3Dプリンターのノズルはフィラメントで汚れていることが多いのでしっかりと掴めるボックスレンチがオススメです。
注意点としてはノズルを閉める時はしっかり締めましょう、ノズルと上部のパーツに隙間があると、そこから樹脂が漏れてきます。とはいえ締めすぎて壊すのも怖いのでこの辺りは慣れですね、もし漏れてきたらノズルを外して温めた状態でフィラメントを溶かして拭っての繰り返しで対処します。
第一印象はキレイに出てるっぽいけど、純正とそんなに変わらないかな、、、あ〜でも窓の上とかのオーバーハングの垂れがなくなってる!
ぐらいの印象でしたが、同ポジで撮影してみてkaika604での変化がわかりました。
3Dプリンター | Prusa mini |
使用フィラメント | eSUN PETG |
スライサー | PrusaSlicer |
プリント設定 | 0.200 QUALITY |
フィラメント | Generi PETG |
屋根のオーバーハングも垂れがなくなっててシャープに出てるし、壁面もかなりキレイになっています。
壁面がキレイというのは出力ムラが減ったと言うことなので結構変化としては大きいですね。
Prusa mini純正のノズルも結構キレイだったので差が少なく感じますが、設定同じでノズルの変更だけでここまで変わるのか!といった印象です。
フィラメントに温度が伝わりやすくなっているの印刷温度を下げる事ができるとtwitterで見かけましたので、標準のままでは印刷温度が高過ぎたのか、糸引きが目立つようになっています。
ここだけは要調整です。
テクダイヤの小山社長やkaikaさんにも褒めていただきましたが、Prusa miniはデフォルトでもかなり状態が良いです、eSUNのPETGを使ってプリセットにある設定をそのまま使っただけですが、かなりのクオリティーでプリントできます。
kaikaノズルの特徴は細かな削り出しと独自のテーパー。
内部の樹脂の流れが良くなるような角度と、ノズル外部も2段テーパーになっています。
細かい説明は本家に任せますが、かなり拘った作りになっています。
ノズル内部の樹脂の流れ方は下記の3Dクラウドボイスさんで詳しく紹介されています。
http://3d-crowdvoice.com/tips/entry1.html
いつもノズルを取り外すと鞘のようにフィラメントがノズルの内側にこびり付いているので、それが無くなる事は流石にないと思いますが、少しでも減れば良くなっていくのでは無いでしょうか。