【ファーストエイド】講習を受けてきました

山のこと
記事内に広告やアフィリエイトリンクが含まれています。これらのリンクから商品を購入すると売り上げの一部が管理人に還元され今後の活動の助けになります。

こんにちは。ふうです。

先日某所で行われたファーストエイドの講習を受けてきました。
難しい話もあるのでかいつまんで書きますが、ファーストエイドと言うのは事故が起きた時、救急隊員の方が到着する前にできるだけ状況を悪化させないための処置であるという事。

山の中などは救助ヘリにせよ、徒歩にせよ、救助の方とが来てくれるまでかなりの時間がありますので、第一発見者がある程度の正しい処置をできるかどうかがとても大事になります。

とても大事なのですが、その分もし間違えたことをしたらどうしよう。と、後の責任も考えてしまうと思います。
正しい知識を身に付けることは当然必要だとは思いますので、今後も機会があれば受講しようとは思いますが、その前に一つ、「善意を持って行われた応急手当が間違っていた場合、でも罪には問われる事は原則ない」との事です。

やはり一刻も早い処置が非常に大切だそうです。

スポンサーリンク

購入したもの

今回教えていただいた話しを元にファーストエイドキットに加えるため早速購入したものがあります。

  • ハイドロコロイド
  • 三角巾
  • ポイズンリムーバー
  • ニトリル手袋
  • 白色ワセリン

ハイドロコロイド

ハイドロコロイドと聞くと聞きなれない名前ですが、キズパワーパッドやケアリーブといった名前でも売られています。

数年前から傷には湿潤療法との事でバンドエイドよりも断然使用率が上がっていて、使ってみたことがある方も多いと思います。

枝や転倒での擦り傷や、切り傷だけでなく靴擦れにも非常に有効と言うことで購入しました。

最近は百均でも売っているのですね、これは一枚入りでしたが、フリーサイズの大きめの物なので必要な大きさに切って使えて便利です。

三角巾

三角巾は存在は当然知っていますが、実際に使用したのは初めてでした。
登山で多いのは足首の捻挫だと思いますが、捻挫時の足首を固定するのに非常に有効だそうです。

捻挫はしっかりと固定する必要があるので、伸び縮みする素材だとあまり効果がありません。
その他打撲や骨折した腕などの固定、出血時の止血帯としても有効です。

こちらも百均で売っていると思いますが、百均の物は小さいサイズらしいので、必ず大きいサイズのものを購入するようにしてください、長さが足りなくて使えません。
1m四方の布を半分にしたものが売っているはずです。

近所のドラッグストアやスーパーに入っている薬局では見つけられなかったのでネットで購入しました。

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーと聞くと、蜂やアブ、ヘビなどの毒を吸い出すのに有効だがそこまで必要かなぁという印象があって、今まで購入せずにいました。

購入時にお店の方に聞いたのですが、蚊に刺された時にすぐに吸い出すと、痒みの引きが全然違うとの事でした。
うちは夫婦で蚊に刺されることが多いのは圧倒的に奥さんです。都合よくウチの奥さんが蚊に刺されたので試しに使ってみました。結果、ぶり返したりする事なく痒みが引いたそうです。虫刺されの薬を塗るより全然痒くないそうで、虫刺されがこんなにアッサリ治ったので本当に驚きました。

以前スズメバチに刺されたことがあって、しばらく痕が消えなかったのですが、これを持っていればもう少しましになっていたのかもしれません。
常に持っていないと意味ないですけどね。

本来ポイズンリムーバーは使い捨てだそうですので、使用時には気をつけてください。
毒とはタンパク質で、タンパク質を完全に除去しようとすると非常に強い洗剤で洗浄しないとダメだそうです。

色々な種類が売っていて値段も様々ですが、とりあえず安くて小さいもので持っていく習慣をつけてみてはどうでしょうか?

今の所、家族内での使用で蚊程度でしたら良いかと思って使っていますが、毒の入った人間の血液も吸い出すことになると思いますので血液感染が危険だと思います。
山の中では他グループの負傷を発見することもあると思いますので、新品を持って行くほうが無難です。

ニトリル手袋

ニトリル手袋は負傷時に血液や体液を介しての感染症を予防できます。
汗以外の体液は全て感染症の媒介になるそうです、家族だろうが、友達だろうが、赤の他人だろうが感染するものは感染します。

怪我の治療をするときはお互いのため必ず手袋をしましょう。

購入の時は粉無しでゴム製ではないニトリル手袋が良いそうです。
粉はコーンスターチと言う事でトウモロコシです。
天然ゴムのものはラテックスなので、トウモロコシもラテックスもアレルギーの可能性があります。

使う前には必ず空気を吹き込んで穴が空いていないか確認して使用するようにしてください。

外すときも注意が必要で、手袋の裾を持って外そうとすると、指が手首に触れるので裾の手前をつまんでひっくり返すように外すと良いそうです。もう片方は指で裾を引っ掛けてめくれば大丈夫です。二つまとめて裏返しにしてゴミ袋へ入れてください。

白色ワセリン

混ぜ物の少ない白色ワセリンが一番との事です。洗浄後の擦り傷などに塗ることで傷口に蓋をし、空気に触れる事を防ぐことができるので痛みを和らげる効果があり、軽い火傷にも有効です。50gのものを買って百均の小さなケースに入れています。

水の重要性

あと必要なのは水ですね、飲み物はお茶やスポーツ飲料にしがちですが、怪我した場所を洗うのにはやはり水が便利です。

ソフトフラスクなどで、押せば勢いよく水が出るものがあれば水圧で砂などの汚れも飛ばせるそうです。
水がなければお茶でもスポーツ飲料でも怪我をした人に滲みてもよいか確認の上で洗い流してください。
最悪川の水でも良いそうです、土や汚れが傷口に付いている時点でそもそも不衛生って事だそうです…。
これも必ず怪我をされた方に納得いただいた上で行なってください。

納得できない治療をされても双方にメリットはありませんので。
やはり必要な処置でも本人が納得したものと、そうでない状態でされたものでは雲泥の差があります。

元々入っていたもの

これは、エマージェンシーシート、ナイフ、ハサミ、ピンセット、細引き、エキバン、オロナイン、ロキソニン、下痢止め、キネシオロジーテープ、ダクトテープです。

あとはウェットティッシュや濡れ綿棒などもあった方が、傷口の異物を取り除く時に有効だと思います。

入れ物

ファーストエイドキットの入れ物はジップロックなどを使っている方もいるとおも思いますが、やはり誰が見ても一目でわかる十字の入った赤い入れ物に入れておくと自分が怪我をした時にザックを探ってもらう時に見つけやすくて良いと思います。

これを機会にご自身のファーストエイドキットの見直しや、講習の受講を考えてもらえると嬉しいです。
山の中で出会った負傷者を助けることができるのは偶然出くわした貴方だけかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました