こんにちは。
ついにタムロンさんから待望の富士フイルム用便利ズームTAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)が出ましたね。
ミラーレスのAPS-C用としては世界初の超高倍率ズームだそうです。
予約開始数日後に八百富写真機店さんで予約して無事発売日に届いたので少しレビューしてみたいと思います。
レンズ購入
今回は大阪の八百富写真機店さんで予約購入しました。
予約開始から3〜4日で初期ロット以降は入荷時期未定といった情報が流れ焦りましたが、まぁソニーのEマウント版ならともかくXマウント版はまだ大丈夫だろうと思い予約したところ、無事初期ロットを予約できていたようで無事発売日に届きました。
とにかく長い便利ズーム
第一印象はとにかく長い!ですね、鏡筒を縮めた状態では現在持っている16-80mmよりも少し大きく少し重いレンズといった印象ですが、300mmまで伸ばすとめちゃくちゃ長いです。
それでも450mm相当がこのサイズ感というのはやっぱりAPS-Cにして良かった、と思うところです。
実写レビュー
先日このレンズをFUJIFILMのX-S10に付けて六甲山系に登山へ行ってきました。
ルートは神戸電鉄の【鈴蘭台駅スタート〜菊水ルンゼ〜菊水山〜鍋蓋山〜市ケ原〜摩耶山〜山寺尾根〜阪急六甲 ゴール】(基本は全縦コース)です。
駅まで入れると入れると16キロありました、菊水ルンゼは出入り口ともに迷いやすいので行かれる方は気をつけてください(できればヘルメットはあった方が良いです)。
4年ほど前にガイドさんの講習の一部で連れて来て頂いた事があって、その時のGPXを頼りに登りました。
序盤の菊水ルンゼはプチバリエーションコースですし、下山に使った山寺尾根も急な下りがありますが、鈴蘭台から菊水山へはハイキングコースもありますし、途中で下山できるポイントも多数あるので挑戦しやすいコースだと思います。
六甲山系はこういったプチバリエーションルートから初心者コースまで多様性に飛んだルートを駅から短時間で行けるというのが良いですね。
菊水ルンゼ上から名号岩方面 18mmと300mm比較
当たり前ですが手ぶれ注意
紅葉
光条
逆光耐性はちょっと弱目ですね。
メリット
便利
やっぱりこれだけ広角から超望遠まで1本でこなせるレンズはめちゃくちゃ便利ですね。
流石に450mm相当で撮る場合は手ブレを気にする必要があったりと気を使いますが、レンズ交換をしなくて良いのにこのズームレンジということで登山中では特にメリットを感じることが多いと思います。
寄れる
これだけ高倍率ズームでありながら最短撮影距離5mmとめちゃくちゃ短いのも良いですね。
道中見つけた苔の写真などもマクロを使わなくてもこのレンズ一本で撮れたりします。
ピント合わせ
迷うことも当然ありますが、十分実用的な速度です。
望遠性能
別日に手持ちで撮った月の写真ですが、クレーターもしっかり見えてます。
デメリット
重くて長い
今回使用したカメラはX-S10ということもあり不自由なく使えていますが、X-S10以外のXマウントのカメラはX-T4を含め基本的にグリップが浅いです。
これだけ大きなレンズをつけると持ちにくいと思いますので、別売りのグリップを装着するなどしてホールドを良くする方が良いと思います。
ズームが硬い
ズームリングを回すときスッと回らずに「グッと力を入れてからズズっと」回る感じです。伝わりますかね?
なのでズームの微調整は苦手ですし、動画でズームは使いにくいです。
手ブレ防止機能のオンオフスイッチが無い
単純化のためしょうが無いですね本体でオンオフしましょう。
絞りリングがない
ソニーのeマウントと共通のレンズなのでしょうがないですね。カメラのダイヤルで操作しましょう。
防水性が無い
あきらめましょう、雨が降りそうなときは使わない、もしくはカバーを点けて必死で濡らさないようにする。
総評
デメリットも当然ありますが、このサイズかんで27-450mm相当とめちゃくちゃ便利なレンズです。
描写もしっかりしてます。何よりあの面倒なレンズ交換が要らなくなります。
これと別に12mm前後の明るい広角は一本欲しい(サムヤンの12mm AFかタムロンが11-20mmをxマウントで出してくれれば…)ですが、ズーム域は広いわめちゃくちゃ寄れるわ、しかも実売7.5万円ほどと非常に使い勝手の良いレンズになっています。
しばらくは供給不足が続くかもしれませんが買う価値はかなりあると思います。